どうも、さばっちょです。
私は転職エージェントで働く現役転職コンサルタントです。
これまで4,000人以上の転職支援実績がございます。
本日は転職活動の最後の関門である退職交渉で苦労する人に多い共通点を3つに分けて記載しています。
「退職交渉が不安」
「できるだけ穏便に退職したい」
「退職交渉で苦労したくない」
という方向けに少しでも参考になれば幸いです。
上司を味方につけるという観点が抜けている
退職交渉をスムーズに進めるためにはいかに直属の上司を味方につけるかがポイントとなります。
よって退職交渉の進め方については慎重に考えなければなりません。
特に、第一回目の退職交渉において、退職を何としてでも了承してもらおうと無理矢理自分の意見だけを押し通してはなりません。
なぜなら、たった一度の退職交渉で退職を了承してしまうと、上司の方は自らの上司への説明に苦労するからです。

「たった一度の退職交渉で認めてしまうとは、どんなマネジメントをしているんだ」と言われかねません。
最初の退職交渉で話がまとまりそうに無い場合は、「一旦考えます」と身を引きましょう。
そして、数日後に「検討しましたが意思は変わりません」と伝えることで、その後の展開がスムーズに進むことが多くあります。
退職する意志を明確に伝えることができていない
退職の意思を伝える時に、どこか決心が揺らぎそうな、覚悟が弱そうな雰囲気で伝えていないでしょうか。

申し訳ない気持ちを前面に出してしまうようなことも弱気な雰囲気に写ります。
現職は、退職するあなたを少しでも止める事ができるよう全力で残留交渉をしてきます。
よって、少しでも隙を見せればどんどんとあなたが残留すると意思決定するように、有る事無い事提案してきます。

「やりたい業務にアサインする」
「待遇を改善する」
など、甘い話をしてくることが多いですが、大抵は叶わなかったり、叶ってもすぐに変更となったりするケースは非常に多いです。
一方で初めの段階から覚悟を決めた雰囲気で伝えることができていれば、「これは何を言っても無駄だな…」と思わせることができ、退職交渉はスムーズに進んでいきます。
覚悟は目には見えませんが必ず伝わります。
辞める意思が強いことが確実に伝わるよう意思を込めて退職交渉を開始しましょう。
退職日の延長要請を想定して退職日を伝えていない
退職に関して了承されても、「退職日について何とか伸ばすことができないか」と引き伸ばし交渉をしてくるケースは非常に多いです。
できれば周りの人で退職交渉を直近した人がいないか確認し、引き伸ばし交渉があるかどうか事前に確認しましょう。
もし引き伸ばし交渉があるようなら、素直に予定している入社日から逆算した退職日を伝えるのではなく、例えば2週間ほど早い退職日を伝えるなどして、引き伸ばし交渉に備えておくことは得策です。
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