どうも、さばっちょです。
私は人材紹介会社で働く現役の転職コンサルタントです。
今回は、履歴書と職務経歴書のオススメな作成方法について記載しています。
皆が知っている当たり前の内容から、「実は応募時の履歴書には写真の貼り付けは必要ない」など、あまり知られていない内容まで幅広く記載しています。
これから履歴書や職務経歴書を作成される方に少しでもお役に立てれば幸いです。
履歴書の書き方・ポイント
学歴や職歴など客観的な事実情報を正しく記載する
履歴書において、企業が知りたいポイントは学歴や職歴といった客観的事実です。
履歴書によって合否が決まることはほぼ無いため、事実を正確に書くことだけ注意しましょう。
好印象につながる記載項目
以下内容が詳細に記載されていると、企業が後々確認する手間が省けるため、好印象となります。
- 英語など語学に関するビジネスでの使用経験や使用可能レベル(読み書きのみ、日常会話可能など。TOEICは500点以下の場合、記載しなくてOK。)
- 年収の詳細(月給、賞与額、残業代、住宅手当など各種手当額。残業代は月によってバラつきがある場合は平均的な金額を記載すればOK。)
注意点・その他
- 志望動機や自由希望内容を記載する必要はありません。逆に記載してしまうと、言葉が一人歩きして、志お見送りになることも多々あります。よって、履歴書は、志望動機蘭や自由希望欄が無いものを使用しましょう。
- 住所はハイフン使わず書きましょう。また、マンション名も省略せず書きましょう。
- 業務内容に関する詳細な記載や売上や実績の記載は不要です。
- 書類選考段階で 写真添付は必須ではありません。
- 手書きである必要はありません。複数社応募する際に便利なので、PCで作成してください。
職務経歴書の書き方・ポイント
書類選考結果を決めるのは、職務経歴書
書類選考通過を決めるのは、間違いなく職務経歴書です。
よって、見た目はチープで、内容も具体的ではない、スカスカの職務経歴書では、採用担当者の印象は良くなりません。
また、職務経歴書の文章が、あまりに内容の無い、読みにくい文章であった場合、コミュニケーションスキルやプレゼンテーション能力が低いと判断される可能性もあります。
職務経歴書は、作成者によって大きな差がつきますので、記載内容には十分気を付けましょう。
応募希望の求人に記載されている内容を盛り込む
採用担当者は、数分間の間にあなたの職務経歴書をチェックし、合否を決めます。
つまり、採用担当者の目に留まるキーワードを多数盛り込んでおくことが非常に重要となります。
特にオススメな方法は、応募する企業の求人票の応募資格欄内容と同じキーワードを使うことです。
求人票と同じ内容をさりげなく記載しておけば、間違いなく採用担当者の目に留まる可能性は高まります。
是非やってみてください。
文章スタイルではなく箇条書きにすることで、キーワードは拾いやすくなりオススメ
採用担当者は、まるで検索をするかのごとくあなたの職務経歴書内にキーワードがあるかチェックします。
よって、文章ではなく、箇条書きのほうが見やすくオススメです。
設計部配属
・仕様打ち合わせ(企画部門との折衝)
・機械構造設計、詳細設計、試作
・部品設計(プラスチック部品、ゴム部品等)
・二次加工処理(塗装、蒸着等)
・外注先メーカーとの折衝
・マネジメント業務
・設計業務の指示
・評価及び対策検討
・量産対応
読みやすくなるようレイアウトもアレンジする
採用担当者が少しでも読みやすくなるようレイアウトにもこだわりたいものです。
職務経歴書の中でも、メインである職務経歴は必ず期間・担当業務・担当製品(担当商品)など、セグメントを分けて箇条書きで記載します。
期間 | 担当業務 | 担当製品(担当商品) |
2000年~2019年 | 設計部配属 ・仕様打ち合わせ(企画部門との折衝) ・機械構造設計、詳細設計、試作 ・部品設計(プラスチック部品等) ・二次加工処理(塗装、メッキ、蒸着等) ・外注先メーカーとの折衝 ・設計工程管理、スケジューリング ・評価及び対策検討 ・量産対応 | 炊飯器 |
普段の働き方や成果について数字を含めて具体的に伝わるよう記載しましょう。
長い文章はNGです。箇条書きや、「〇〇に従事。」など体言止めも有効です。
職務経歴書の項目毎の意味・書き方
職務要約には、100~150文字程度でこれまでの経験を一読してわかるよう記載
「私はこれまで△社で〇〇の経験をしてきました」
職務要約欄には、面接で自己紹介をする際にも活用できるよう、これまでの職務経験の要約を記載します。
「どのような業界のどのような会社で、どのような業務をどれくらいの期間を行ってきたのか」をキーワードに記載してみてください。
活かせる経験・知識・能力にも、応募求人に関連するキーワードを盛り込む
「活かせる経験・知識・能力」の項目には、これまでの経歴で得たスキル・知識・経験を強調して記載します。
この項目は職務経歴書の中でも非常に目立ちますので、応募求人に関連するキーワードを優先的に記載しましょう。
・量産品の機械設計(構造設計、詳細設計、部品設計)
・製品開発における企画から量産までの一連の業務に精通
・2 次元及び3 次元CAD による設計(2DCAD、3DCAD)
※内容は職務経歴の内容と重複してもOK。採用担当者の目に留まることを優先してください。
自己PRは志望理由や職歴の補足、貢献できるスキルなどポジティブな内容を記載。また、キャリアが浅いなど明らかに懸念されそうな点がある場合、補足する内容を記載。
自己PRには、次の職場で自分の経験を生かしてどのような仕事がしたいのか、どのように貢献したいのかなど、ポジティブな内容で経歴を補足することをオススメします。
また、キャリア不足や離職期間が長いなど、明らかに懸念されそうな点がある場合は補足内容を記載しましょう。
機械設計に関する豊富な知識・経験があります。企画担当や金型・成型担当と日常的に詳細を打ち合わせする業務を経験したことで、設計の上流工程のみならず、製造フェーズまで含めたトータルなものづくりの知識を習得しています。また、リーダーとして設計業務の管理・指導の経験もございます。
これまで、常に社内外とのコミュニケーションを心掛けながら業務を進めてきたので、状況に応じた対応や円滑な関係構築を行うことを大切にしております。
これまで学んできた経験を活かし、御社の一員として全力で力を発揮していきたいと考えておりますので、ぜひ一度面接の機会をいただきたく思います。よろしくお願い致します。
最後に…応募書類は自分自身です
企業へ提出する応募書類は自分自身を表します。
読みやすければ、伝え方が上手いとアピールできますし、誤字脱字が多ければ、注意散漫であることがアピールできます。
日々業務を行いながら応募書類の作成は大変だと思います。
しかし、良い応募書類を作成すれば、書類選考通過率は大きく変わります。
努力は必ず報われます。頑張って作成しましょう。
★転職をお考えなら、断然ビズリーチがオススメです。
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