どうも、さばっちょです。
私は人材紹介会社で働く現役転職コンサルタントです。
私は、人材紹介会社に約6年間働いていますが、人材紹介業界のサービスレベルがどんどん低くなっている点に大きな課題を感じています。
よって、これから以下内容を記載していきます。
- 私が思う「人材紹介業界の課題」
- 人材紹介の仕事の本質は「入社後の活躍」である
「人材紹介の本質を理解した上で仕事がしたい」
「うまく言語化できないけど、人材紹介業界って何かおかしくないか?」
など、お考えの方に少しでも参考になれば幸いです。
人材紹介業界に対する企業や個人からの満足度は決して高くない

日々人材紹介会社で勤務する中で企業や個人の方から、
「人材紹介会社を使って良かった」
「人材紹介会社は素晴らしい仕事をしてくれている」
といったお褒めの言葉をほとんど聞きません。
それ以上に
「希望とマッチしていない求人ばかり送ってくる」(個人)
「早く応募しろと急かしてくる」(個人)
「せっかく時間を作って求人説明をしたのに全くマッチしていない人材ばかり紹介してくる」(企業)
など、悪評や不平・不満が非常に多くなっています。

正直、人材紹介業界は、他の業界のサービスレベルと比較すると圧倒的に低く、未熟な業界であると感じています。
人材紹介業界で働くとしては、悔しいですし、業界の先行きにも不安を覚えます。
このような状況だからこそ、私は人材紹介という仕事の本質である「入社後の活躍がすべて」に立ち返るべきだと感じています。
入社後の活躍がもっとも大切

目の前の実績・成果は非常に大切ですが、実績や成果に囚われた仕事をしていては、人材紹介の仕事の本質に近づくことはできません。
繰り返しになりますが、人材紹介という仕事の本質は、「入社後の活躍」です。
企業も個人も、入社後の活躍を期待して採用活動や転職活動をしています。
実績や成果となる内定受諾は、素晴らしいことですが、人材紹介の仕事においては入り口でしかありません。

入社後に期待とは異なる採用支援を行った場合、入社まで支援した価値は無くなり、企業や個人からの評価は確実に下がります。(しかし基本的に誰も直接言ってこないので、評価が下がっていることに気づけません)
「企業も個人も幸せになれるマッチングを目指して仕事をする」
「入社後の活躍状況について企業や求職者に細かくヒアリングする」
「入社後もできる範囲でフォローする」
など、入社後の活躍に少しでも目を向けて業務を行えば、それだけで他の人材紹介会社と大きな差別化を図れます。
本質を求める時代が来ていると思います。
入社後もコンタクトを取れる個人との関係をつくる

入社後も個人と定期的にコンタクトが取れている、もしくは、取ることを推奨している人材紹介会社はどれくらいあるでしょうか。
私はほとんどいないと思っています。
しかし、本質を理解している人材紹介会社のコンサルタントは、入社後も個人との関係性がずっと続いています。

結婚式の乾杯の挨拶に呼ばれているコンサルタントだっています。
人材紹介の仕事は本来、仕事選びという人生に相当大きな影響を与えるサポート業務なので、入社後も関係が繋がる可能性は非常に高いです。
天文学的な確率で出会う個人との関係構築は必ず財産となります。
大切にしましょう。
企業と人材紹介ビジネスを超えた繋がりをつくる

本質的な人材紹介の仕事ができているコンサルタントは、企業担当ともビジネスを超えた関係を構築できています。
例えば、以下のような人材紹介の業務を超えた支援をしているコンサルタントもいます。
- 入社後の受け入れに関するコンサルティング
- 適切な人材配置のコンサルティング

企業との関係が深すぎるコンサルタントは、求人ヒアリングに関しても、会社訪問をせず、近くのカフェにて私服で実施している強者コンサルタントもいます。
企業も結局は人です。
人材紹介会社のコンサルタントが熱意を持って正しくニーズに沿った仕事をしていれば、必ず振り向いてくれます。
企業とビジネス超えた繋がりが得られるように、本質に向き合って業務に取り組んでいきましょう。
最後に

私は人材紹介業界が大好きです。
こんな誰もがWIN-WINになれる仕事なのに、適当な仕事で人材紹介業界の評価を下げることは決して許せません。
人材紹介の本質を理解して、仕事を行い、人材紹介業界の評価を皆で上げていきましょう。
コメント