どうも、さばっちょです。
私は20代の頃に金融機関から転職エージェントに転職し、
現役の転職コンサルタントとして年間60名以上の転職支援をしています。
毎日転職を希望される方と面談をしている中で、どのようにして転職活動をはじめたのかを質問すると、
「転職活動をはじめようと思ったとき、やり方が分からなかった」
「転職についてネットで調べたら、転職サイトが出てきたのでとりあえず適当に登録した」
という声を聞くことが多く、転職活動をはじめようと考えている人に対して、適切な情報があまりにも少ないと感じています。
そこで、今回は、「これから転職活動をはじめるぞ!」という方向けに、現役で転職エージェントで働いている私だからこそ知っているオススメの転職活動の進め方を記載しています。
これから転職活動をはじめる人に、転職活動の事実を知ってもらい、少しでも良い転職活動に繋がればと思います。
1.大手転職エージェントに登録だけして、求人を閲覧できるようにする(キャリア面談は別にしなくても良い)
大手転職エージェントは、取引している企業数と求人数は圧倒的であるため、登録は必ずすべきです。
一方で、転職コンサルタントによるキャリア面談については、希望勤務地、希望条件など、定型的な質問をされ、後は膨大な量の求人票が送られてくるだけであり、正直サポート品質が高いとは言えず、わざわざ数時間かけて実施する必要はないと思います。
もちろん、優秀なコンサルタントがあなたの担当となる可能性があることを否定はできませんが、その数は圧倒的に少なく、確率的に考えて、残念ながらオススメはできません。
普段よく聞くような有名な転職エージェントでも、あなたの経歴と思考性にマッチした的確な企業や求人を厳選して送ることができるスキルを持った人はほとんどいません。
たいていの場合は、あなたの希望を度外視して、とにかく求人を大量に送るだけというのが、ここ数年の傾向です。
また、私は企業への営業訪問も毎日しているのでよく聞くのですが、企業が某有名転職エージェントに対して期待しているのは、人材の質ではなく量です。
初めから紹介される人材のマッチ度は低いと考えられており、それでも量を出してくれる転職エージェントは捨てきれず、割り切って付き合っているケースがほぼです。
企業から人材の質が低いとレッテルが貼られている転職エージェントから応募することに、求職者としてメリットはあるでしょうか。冷静に考えると答えが見えてきます。
よって、大手転職エージェントは、登録だけ行い、求人検索機能によって、いつでも最新求人を閲覧できるようにしておきましょう。
2.転職サイトはビズリーチだけ登録する
転職をはじめるなら、とりあえず、複数の転職サイトに登録しなければならないとお考えかと思いますが、正直転職サイトは「ビズリーチ」にだけ登録しておけば良いと思います。
なぜなら、現在、有力な転職エージェントや採用意欲の高い企業のほぼすべてがビズリーチを使用しており、転職エージェントや企業にとって最も使用頻度の多い転職サイトであるからです。
つまり、ビズリーチさえ登録していれば、すべて事足りるということです。
よって、どの転職サイトに登録しようか悩んでいる場合、まずビズリーチの登録を済ませておきましょう。
3.ビズリーチからスカウトが来た転職エージェントの中で、自分の希望に対して強みのある転職エージェントだけ返信し、面談を実施する
ビズリーチの登録が完了すると、転職エージェントから一定数スカウトメールが送られてくると思います。
そのスカウトメールには、求人内容だけでなく転職エージェントの紹介も記載されているので、
しっかり読み込み、あなたの希望を叶えてくれそうな転職エージェントにのみ返信し、面談を設定しましょう。
むやみやたらに返信していては、時間がいくらあっても足りないので、自分自身の希望に対して強みがある転職エージェントであるかどうかしっかり読み込みましょう。
4.面談した転職エージェントが自分と相性が良ければ、その転職エージェント1社だけ活用する(むやみやたらに増やさない)
転職エージェントとの面談を終えて、「特定領域に高い実績を誇っている」「転職活動のパートナーとして一緒にやっていきたい」と思えるような、転職エージェントであれば、その転職エージェント1社に絞って転職活動を行いましょう。
「1社だけに応募を任せて本当に大丈夫か」と思われるかも知れませんが、手あたり次第複数の転職エージェントから応募を進めると、例えば、採用実績のほとんどない転職エージェントから応募してしまったがために面接の情報がほとんどなかったり、面接日程調整などの依頼もそれぞれ別のエージェントに依頼しなければならず非効率となったりするなど、実はデメリットが多いです。
よって、信頼できる転職エージェント1社からエントリーした方が、 効率的であり、かつ、良い結果に繋がりやすいです。
尚、応募したい求人を探すためのツールとして活用できるのが、はじめに説明した大手転職エージェントの求人検索機能です。
求人検索機能で気になる求人が見つかり次第、信頼できる転職エージェントに情報を伝えましょう。
尚、応募手続きを依頼しても、取引がないため求人紹介できないなど、どうしても応募ができない場合は企業のホームページに直接連絡して応募を進めると良いでしょう。
最後に
今回の内容は、一般的に良く記載されている転職活動のはじめ方とは、少し異なる内容であったかも知れません。
しかし、この内容は、私が数多くの企業や求職者と面談を重ねてきたからこそ記載できた内容です。
より効率的に成果に繋げて良い転職活動をしたい方には、是非一度試してみたもらいたいです。
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