どうも、さばっちょです。
今回は、私がこれまで3000人以上の求職者と面談をしてきた中で、結局転職をしなかったり、途中で転職活動を終了したりする人の共通点を記載しています。
「転職活動が上手くいかない人はどんな思考性の人が多いのか」
気になっておられる人の参考になればと思います。
大手企業在籍で結婚済の求職者が社格を下げる転職を希望する
大手企業在籍×結婚済の求職者で、中小やベンチャーなど現状より社格を下げる転職がしたいと転職相談に来た際は、要注意が必要です。
何も考えず、普通の求職者と同じように転職フォローをしてしまうと、私の経験上、ほとんどのケースで結果的に転職をしなかったり、途中で転職活動を辞めたりしています。
理由としては、まず何より大きいのが、家族に転職を相談をしておらず、安易に転職活動をスタートしてしまっているからです。
どんなにあなたの意見や意思を尊重してくれる家族であっても、大手企業から社格を下げる転職を事前に相談も無しにされると、「本当にその会社は大丈夫なの?」と不安にならないわけがありません。
仮に転職が上手くいって、内定を取得できても家族の反対によって転職できないケースが多いです。(いわゆる嫁ブロックです)
「自分は転職したいのですが、家族が反対していて説得できません…」
という相談を何度も聞いたことがあります。
よって、どれだけ転職意欲が高そうに見える求職者であっても、以下の内容を何度も伝え確認を重ねてください。
「現職の恵まれた環境を捨ててでも転職で得たいこと、成し遂げたいことが本当にあるのか」
「転職ですべてが叶うことはない。転職するメリット・デメリットは理解できているのか」
「上記を踏まえても本当に家族の同意は得られるのか(これまでに自分の意志で決めてきた経験はあるのか)」
面談中に上記内容に問題ないと求職者が話したとしても、必ず面談後に家族に相談してもらってください。
「そんなことしなくても問題ない」と懸念を示したとしても、後から転職活動を家族に相談することのデメリットを伝え、事前に相談することについて同意してもらえるようフォローしてください。
大手企業在籍×結婚済方が、社格を下げて転職をする際は、相当な覚悟と家族の応援が必要となることを頭に入れておきましょう。
仕事内容、年収、勤務地のすべてにおいて自分の希望を優先する(全てが叶うと信じている)
転職するからには、すべての条件が希望に満たさない限り転職しないという求職者も一定数います。
私の経験上、自分の条件ばかり優先する人に、マッチする求人はありませんし、何かを得るためには何かを失うという、トレードオフの考えがないため、仮に入社できても不満ばかり言って活躍できない人が多いと確信しています。
よって、
「すべての条件を満たす企業は存在しない」
「本当にやりたいことが叶うなら他の条件希望を下げるしかない」
という事を理解できない人は、転職するべきではないと考えます。
ノーリスクで転職できるほど、世の中は甘くはありません。
最後に
昨今は団塊の世代が抜けたり、景気も良くなったりして、転職が当たり前の世の中になってきましたが、次のキャリアで成し遂げたいこと、実現したいことが明確にない場合は、転職するにはまだ早いと思います。
流行に流されず、自分の会話を重ね、どうしても環境を変えてチャレンジしたいという気持ちが高まったからで転職は遅くありません。
転職活動するからには、覚悟を持ってやりましょう。
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