どうも、さばっちょです。
私は20代の頃に金融機関から転職エージェント・人材紹介会社へ未経験で転職しました。
入社後約6年間で営業、キャリアアドバイザー、マネージャーのすべてを経験し、現在は独立して事業を行っています。
私の所属していた会社は、少人数から急拡大していった会社であったため、活気のある状況からやる気のない状況まで様々な会社の状況を経験しています。
そこで、今回は、特にやりがいと充実感を持った雰囲気の時の共通点について記載しています。
「やりがいや活気に満ちた人材紹介会社で働きたい方」や、「雰囲気の良い人材紹介会社にしたい」とお考えの方に少しでも参考になればと思います。
指示どおりやる環境ではなく、自らの裁量で仕事ができる環境をつくることが最も重要
転職エージェント・人材紹介の仕事は、企業や求職者の発展や課題解決のために考え抜き行動する、奉仕精神の強い仕事です。
自分以外の他人の幸せを本気で願って仕事をするわけですから、良い仕事をするためには、本人のやる気やモチベーションが何よりも重要です。
しかし、多くの人材紹介会社は、売上を上げることに過度に傾注し、組織的に業務を管理し、結果的に個人個人のやりがいを二の次にしてしまっています。
すると、自分の考えや気持ちは押し殺して仕事をすることになります。
これが毎日続くと、仕事ではなく作業となり、やりがいや面白みを感じることが少なくなり、ただ機械的に仕事をしているだけの無気力社員が増えていきます。
逆に、自分の意思で仕事を進めることができ、困った時は周りに相談でき、失敗も許容されるような心理的安全性に満ちた環境をつくることができれば、自然とやる気に満ちたコンサルタントの集団となります。
つまり、まずはそれぞれのコンサルタントが自分から勝手に仕事がしたくなるような環境を作ってから、それぞれに意味のある業務管理に落とし込んでいくべきなのです。
1つひとつ指示を出して行動を管理することは正直楽ですし、強制されることによりコンサルタントの手前の業績は上がる傾向にあるため重宝されがちですが、その状態は長くは続きません。
強制的にトップダウンで統制する考え方を捨て、目の前の社員一人ひとりのモチベーションアップポイントを探し、適切なフォローをしましょう。
それだけで自然と仕事に打ち込むコンサルタント集団をつくることができるのです。
成果ではなく結果を生むためのプロセスについての会話を大切にする
社員同士の会話の内容も、活気のある会社と活気のない会社では異なります。
活気のある会社は、社員同士の会話のほとんどが顧客の本質的な課題や問題をどう解決するかといった、結果を生むためのプロセスについてです。
「A社なら◻︎◻︎さんの希望が叶うかな?」
「◻︎◻︎さんは、○○のような考え方なんだけど、B社の社風はマッチするかな?」
といった具合です。
一方で活気のない会社は、ほとんどが目標に対する進捗状況など、結果に関することばかりです。一見活気のある会社に見えますが、活気があるのは一部の社員のみであり、疲弊した社員が多数を占めています。
営業会社であれば成果にこだわることは当たり前と思うかも知れません。
もちろん成果は出さなくてはならないですし、成果は出して当たり前だと思います。
しかし、人材紹介の仕事は、何よりも成果を出すことが大切という考えからスタートしてしまうと、間違いなく私利私欲に偏った考え方になってしまいます。
なぜなら、短期的に成果を出すのであれば、入社してからの活躍を考えることよりも、とにかく入社してもらうことが前提となるからです。
頭では分かっていても、自分の短期的なメリットを必ず優先してしまうことになるでしょう。
よって、活気のある職場にしたいのであれば、社員同士の会話の内容に関して目を配り、結果ばかりの会話が続いている職場であれば改善が必要です。
結果を生むためのプロセスについて、誰とでも自由に相談できるような環境をつくることが出来れば、結果も出し、日々の仕事にも前向きに取り組む組織となります。
最後に
転職エージェント・人材紹介会社における活気の違いについて記載しましたがいかがでしたでしょうか。
転職エージェント・人材紹介の仕事ほど、自由と裁量が必要な仕事はないと感じています。
何よりもまず、働き心地が良いかどうかを大切に選択してくださいね。
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